美肌効果のある優秀スパイスとは【メンタリストDaiGoに学ぶ】
小さじ1杯程度普段の食事に加えるだけで、美肌になるかもしれないスパイスを紹介します。我ながらうさんくさい前フリですね(笑)
今回はメンタリストDaiGoさんの動画をもとに解説します。よろしくお願いします。
美肌効果のあるスパイスとは?
結論から申し上げると、シナモンです。
どこでも買えそうなところが良いですね。
DaiGoさん自身も使ってみて血色が良くなったと実感しているのだとか。
シナモンには美肌効果がある?
以下、紹介するのは2012年大阪府立大学の実験。
実験では、人の皮膚細胞を取り出してそこにシナモンの抽出物を加えたら細胞がどのような反応を示すのか──ということをチェックしました。
結果、シナモンの抽出物によって人の皮膚細胞の成長ホルモン(IGF-I)が増えたことが確認されています。
成長ホルモンにはコラーゲンの分解を遅らせる働きがあると言われておりますので。
皮膚の老化を防止してくれるのではないか、シナモンの摂取が美肌効果をもたらすのではないかと示されたわけです。
【美肌効果だけじゃない】シナモンの効能
シナモンは肌の老化防止にとどまらず、下記のような効能も期待できるとされています。
- 薄毛対策
- 冷え性改善
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
- 抗がん作用
- 血圧の低下
- 血糖値の低下
血流に関することなので、必然驚きの守備範囲です。
何故にシナモンの効果がここまで幅広いのかを以下に解説します。
シナモンのシンナムアルデヒドによる毛細血管の修復
ヒトのからだの血管のうち99%は毛細血管であるといわれています。
しかし、この毛細血管は加齢とともに少なくなってしまいます。
すると、細胞の老化に繋がってしまうわけです。栄養が十分に届かず、老廃物を外に出せないわけですからね。シミやしわ、たるみの原因になります。
シナモンにはシンナムアルデヒドという成分が含まれており、それが毛細血管の状態を改善すると考えられています。
中性脂肪を減らす働きがあるとも云われておりますので、ダイエット効果も期待できそうですね。
シナモンの種類
そもそも日本国内で流通されているシナモンって3種類ございまして。
- セイロンシナモン
- カシア
- ニッキ
それぞれの違いについて軽く説明しますね~。
セイロンシナモン
主にスリランカで生産されているTHE・シナモン。イギリスではシナモンと云えばこのセイロンシナモンを指します。
カシア
中国・タイ・ベトナムで生産されており、イギリスではチャイナシナモンと呼ばれています。
日本ではこれがシナモンという名前で販売されています。日本で流通している物の多くはセイロンシナモンではなく、安価なカシアという種類です。
セイロンシナモンよりカシアの方が若干オレンジっぽいです。
色を見て判らずとも、生産地を見たとき中国か東南アジアならカシアですね。
ニッキ
二ホンシナモン、ニッケイとも呼ばれています。日本肉桂の樹皮ではなく根を乾燥させたものです。
元々は奈良時代に中国経由で伝来しました。ニッキと云えば京都名物八つ橋が有名ですよね。
ニッキ自体は高価なものなので、一般にはあまり流通していません。
【メンタリストDaiGoに学ぶ】おすすめのシナモンパウダーとその食べ方
シナモン自体は全く甘くありません。
あくまで香りづけをするのみですので、カレーはもちろんサラダやコーヒー、スイーツにかけても味の妨げにはならないと思います。シナモンの香りが苦手という人でなければ試してみるのも悪くないかと。
ちなみにDaiGoさんが普段使っているスパイスはこちら。
成分や香りの強さという点から考えると、こちらがおすすめだそうで。
DaiGoさんの場合はプロテインを飲むとき、ココアパウダーを加えたあとこれを多めに入れているのだとか。
それでも何だか甘い感じがして食事には合わないよ~という方はカレーパウダーと混ぜてみてはどうでしょう。シナモンオンリーより違和感なく食べられるのではないかと。
ちなみに私はコーヒーを飲むときにシナモンパウダーを入れています。
味変というほど味に変化はない(主観)ので。
香りによる気分転換って感じですかね
【食べ過ぎは厳禁】シナモンの副作用「クマリン」とは?
とはいえ、シナモンの食べ過ぎはよろしくありません。
シナモンに含まれる「クマリン」は、過剰に摂取すると肝機能障害を誘発する恐れが示唆されています。
さて、過剰と一口に云っても具体的にはどれくらいでしょうか?
セイロンシナモンとカシアのクマリン含有量の違い
こちらは東京都健康安全研究センターによる「シナモン含有食品中のクマリンの実態調査」から判明した「食品1㎏に含まれるクマリン含有量(平均値)」です。
セイロンシナモン | カシア | |
食品1㎏に含まれるクマリン含有量(平均値) | 13.7㎎ | 3257.5㎎ |
見ての通りセイロンシナモンは含有量が低いですが、日本で「シナモン」という名前で流通しているカシアは含有量が多いですね。比較してみるとちょっと怖いです。
続いて、こちらは体重50㎏の成人が生涯にわたり毎日シナモン含有食品を摂取しても健康に害がないとされる許容量です。
セイロンシナモン | カシア | |
クマリンの耐容一日摂取量 | 364.6g | 1.5g |
セイロンシナモンで健康被害を出そうとした場合、さきほど紹介した25gの小瓶10本を毎日摂取しても足りないくらいですが、カシアの場合は約5gとされる小さじ一杯でも危険な数値です。
「云うて、1.5gってどれくらいよ?」
と思った方は下記の動画をどうぞ。クリックすると該当箇所から再生がスタートします。
50フリで1.5g到達なら、カシアでも毎日摂取しない限り健康被害はなさそうですね。
とはいえ、クマリン含有量にはあまりにも差があり過ぎますので。
シナモンの愛用を考えているなら「セイロンシナモン」がおすすめです。
まとめ:どうせ食べるならカシアよりセイロンシナモン
まとめるとこんな感じです。
美肌効果をメリットに挙げられても男性はピンとこないかもしれませんが、男性も肌は綺麗な方が有能であると評価されやすいです。
実際、肌の綺麗な起業家の方が投資家から多くの出資を集めることができたという実験結果もあるほどです。男性も「美肌効果=女性特有のメリット」という固定観念は捨てて、スキンケアに投資をしてみてはいかがでしょうか。
ではまた~。